人生なんとかなるよね

就活に失敗した高学歴女子大生の日記

死にたいと思っていた私へ

 

 

私は就活に失敗した

 

中学時代は高い塾に通い

進学校に進み

高い予備校に通い

高学歴と言われる部類の大学に通っていた

 

でも内定をもらえなかった

 

周りのみんなは髪を染めていく

その様子を見ていられなくてインスタグラムを消し

Twitterは趣味垢に閉じこもった

 

みんなと比べて私はダメな人だ

 

この気持ちと

 

卒業する時友達にはどう報告する?

教授には?

後輩には?

バイト先には?

という気持ち

 

そして何より今まで沢山助けてもらって

普通の家庭なのに大学まで通わせてもらって

親に申し訳なかった

 

親は私の進学先をよく自慢していたし、自分も誇らしくて

きっとこのまま就職してさらに自慢の子供のままでいられるんだと思っていた

 

そんな私が崩れると思った

 

未来が真っ暗で、恥ずかしくて誰にも相談できなくて

だれも共感してくれないと思って

 

わたしは死のうと思った

 

最大限迷惑をかけない死に方を毎日調べて

樹林で死ぬ

ヘリウムガスで死ぬ

誰も知らないところで餓死する

 

どうやってそこまでいく?どうやって調達する?

そこまで調べていた。

 

でも行動ができなかった

 

これが終わったら死のう

こうやって先延ばしにしていた

 

でも死にたい気持ちはずっとあって

普段バイト先までのたった1キロでも

夜道に通り魔に出会えたら

この車が飲酒運転だったら

この交差点で信号無視の車があったら

子供が飛び出してきて身代わりになれたら

こう考えていた。

 

でもなぜか本当に死にたいならここで飛び出せばいいのに

なんだかんだ左右をしっかり確認して横断歩道をわたるし、

ブレーキはしっかり使うし、

赤信号はちゃんと止まっていた。

 

そうやって考えるうちに

死にたいのに生きたいんだな

と思えるようになった。

 

 

死ではなく生を意識するうちに私の考えが少しずつ変わっていった。

 

 

そして今は

生きてるだけで偉い

そう考えて生きている。

 

人に迷惑をかけても、人から死んで欲しいと思われても、

生きている、偉い

 

 

今日も目を開けて、息をしている偉い

 

 

死にたければ死んでも良い

自分の体だし生まれたくて生まれたわけじゃないし

人に自分の人生に対してどうこう言われたくない

 

それでも息をしている私は偉い

 

不幸の度合いを比べて

自分の方が辛い

そんなことで自殺するなら私はとっくに自殺してる

 

そんなことを考える私も生きてるから偉い

 

こう考えるうちにどんどん暗い気分が晴れていった。

 

逃げても良い

未来を考えながら生きなくても良い

今だけを生きても良い

人と同じじゃなくても良い

 

人間はこの世に生を宿したからって別に生きることが義務じゃないのに

生きてる私達って偉すぎるんだ

 

生きることって当たり前じゃない

 

こうやって自分を肯定して

私は今日も生きていく。

 

 

 

死にたいと思っていた私へ

未来の私の境遇は全く変わっていないけど生きようって思えてるよ